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モノと長くつきあう

furniture

2011.04.19

2006年11月に我が家にやってきたWilkhahn ウィルクハーンのソファ840 range。
少々へたり気味だったこともありソファのリペアをお願いしました。

出会いは偶然でした。もとはBang&OlufusenのディーラーであるNEXTさんで長年大切に使われていたソファで、固めのクッションと小振りなデザインがとても魅力的でした。来店時にこのソファについてお話を伺った際、ウィルクハーンのものと聞いてびっくりした記憶があります。当時ウィルクハーンといえば、ドイツのオフィス家具メーカーでなんとなく質実剛健なイメージが私には強かったからです。
間もなくしてショールームのソファの入れかえの際、お話があり譲っていただきました。サイドのプライウッドが特徴的なものの、張り地は黒のファブリック。地味といえば地味ですが落ち着いた雰囲気で、今思い返してみても飽きのこないいいデザインです。

もちろんソファですから座ればクッションもへたってきます。風合いの良いオリジナルの張り地はしっかりしていたのでそれは惜しかったのですが、これからも長くつきあっていくことを考えウィルクハーンジャパンさんにリペアの相談をしました。製造中止から10年は経過していることもあり、パーツが手に入らないことなどを理由に断られてしまうのではないかと心配していたのですが、ウィルクハーンジャパンの担当していただいた方と工場長のご配慮もあり、リペアを快く引き受けてくださいました。本当に感謝しております。
またリペア中に震災がおこり、工場も埼玉県にあることを伺っていましたので、工場の方の無事を心配しましたが、幸い被害も軽微だったこともあり、無事に我が家に戻ってきました。これでまた長いことつきあっていけます。

Designer : Hans(Nick) Roericht ハンス・ロエリヒト|Wilkhahn Japan
Manufacture : Wilkhahn ウィルクハーン

今回、嬉しいことに当時の資料のコピーも頂きました。
840 rangeの資料や情報があまりないこともあり苦労したので、スキャニングしたものをアップしておきます。

wilkhahn840 カタログ


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